異国カナダで細々営業中。カナダ生活日記&戯言&駄文。


by maru16_blog
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2004年7月2日(金)
c0156019_21125999.jpgさっそく朝からダイキとバイクパークに走りに行った。「ウイスラーならまずはA-LINEでしょう」って事で、1本目はA-LINEに行く。ダイキは一昨年、昨年と走っているので1本目から飛ばしていく。名物のテーブルトップも躊躇無く跳び、バックサイドを跳び越しフラット着地まで跳んでいってしまう勢いだった。他のジャンプでもガッチリインバートを決めていく。カナダで見るダイキの走りは日本に居る時とは全く違う雰囲気を放っていて、まるで水を得た魚のようだ。さすが日本を代表するフリーライドライダーだ。その後もドロップオフも下見もせず飛び込んでいき、問題なくクリアしていく。帰国までの残り少ない日数だが一緒に走り、また違う視点から勉強して行こうと思う。


2004年7月3日(土)
ダイキはバイクパークに走りに行ったが、自分は久々にオフにし、バンクーバーまで行った。


2004年7月4日(日)
c0156019_21143568.jpg今日はウイスラーで友達になった比企君の誘いでダイキと自分の3人でバイクパークではなくトレールに行った。今回行ったのはウイスラーの南寄りにある「トレインレック」というトレールだ。ここはBCレールというウイスラー内を通る貨物列車専用の鉄道の横にあるのでこう言う呼び名がついたのだろう。トレールに入ると見た感じは普通のクロカントレールといった感じで、途中線路沿いを走ったり、線路を跨いだりして走っていく。川も流れていて景色がとても良い。メインはこの後にあった。脱線し横倒しになった貨物列車の貨車から飛び降り、木のランディングに合わせて落ちるセクションが作ってあった。高さはパッと見た感じ6m位。ランディングには失敗したライダーがいたのか、木が割れている部分があった。その直後にダブルが作ってあり、その勢いでラダーを登ると再び別の横倒しになった貨車に乗って落ちる。恐らくここはビデオ撮影か何かの為に作られたらしい。今回は見るだけだったが、ダイキは近いうちに必ずメイクすると息巻いていた。
午後からバイクパークに行く予定だったが、自分の体調が悪くなってしまったのでキャンセルした。


2004年7月5日(月)
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 体調が元通りになったので、ダイキとバイクパークに行く。今日は「ダートマーチャン」をメインに走りこんだ。ここはA-LINEがテーブルトップをメインだとすれば、ここはステップアップやステップダウンがメインだ。最初はジャンプが続くが、後半は岩から飛び降りるドロップオフが待っている。岩自体はそんなに高くないがランディングまでの落差をあわせると大体4m位。最初は歩いて下見をするが、上から見てそんなに高さは感じない。が、実際バイクに乗って岩に進入して行くと先が見えないので恐怖感を煽られる。跳んでみる(落ちてみる)とまず日本では味わった事の無い落差による浮遊感がたまらない!ダイキ達が言っていた事はこの事だったのかと思い出した。
昼食の為、戻ると見慣れない車が止まっている。先週連絡をもらった赤澤 勝(マチャル)とよーしTがカルガリーのWCから到着していた。夜通し走ってきたらしく、さすがに疲れきって寝ていた。
夕方からマチャル、よーしT、ダイキ、自分の4人で「River Runs Through It」のトレールに行った。前回は初めてのトレールと言う事もあり、おっかなビックリで各セクションを走ったが、今回はかなり余裕を持って走れた。ラダーも躊躇なく踏み込んで行けた。大勢で走ったので余計楽しかった。


2004年7月6日(火)
 マチャルがバイクパークに行きたいと言っていたので、朝からパークに行く。パーク内の全てのトレールを走ってみたいとの要望があったので、「A-LINE」、「B-LINE」、「DIRT MARCHANT」、「JOY RIDE」、「SCHLEYER」、「WHISTLER DH」、「CROWN SHUW」など片っ端から走りに行った。しかしマチャルはカルガリーのWC時に転倒して傷めた首の調子が悪いらしく、あまり攻めれず走りが今一つだった。夕方から自分を含める昨日の4人のメンバーと比企君でバーベキューをした。その夜、ウイスラーに3週間振りの雨が降った。


2004年7月7日(水)
 日本に居るならこの日は七夕と騒いでいるが、カナダに居るので何も変わる事無くパークにバイクを乗りに行く。昨夜は久々の雨だったが、朝には止んでいた。が、気温が急激に下がり、モーレツに寒い!吐く息が白いぞ。お隣のスキー場のブラッコム山頂付近を見るとこんな季節なのに雪が降って白い!日本じゃありえない!
パークの路面コンディションはマディではないが所々水溜りができていた。今日は渡辺キャリー選手と日本から雑誌の取材で「YANS」こと、柳原 康弘選手がウイスラーに来ていて、今日は取材するコースの下見だというので一緒にパークを走った。ヤナギはさすが元トライアル、ダウンヒルのチャンピオンなのでバイクコントロールがうまい!最後にA-LINEを一緒に走ったが、連続するテーブルトップをかなり気に入ったようだった。その後、夜にヤナギ達と夕飯を御一緒させていただいた。久々ビールを飲んで酔っ払った。噂に聞いていたけど、ヤナギって本当にコーラしか飲まんのね。


2004年7月8日(木)
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昨日ヤナギ達が取材の下見をしたコースで撮影をするとの事なので、ダイキと一緒に同行させていただき見学をさせてもらった。「B-LINE」や「EAZY DOSE IT」などを走った。
昼食時にあの有名なフリーライドライダーの「Richey schley」とウイスラーバイクパークのマネージャーとのインタビューがあると言うのでご一緒させていただいた。
何故フリーライドを始めたのか、何故ここウイスラーは毎年来場者が増えているのか等、ライダーからの意見、オーガナイザーからの意見を生で聞く事ができ、大変参考になった。


2004年7月9日(金)
c0156019_2118535.jpg今日はマチャルが一足先に日本に帰国するので午前中は見送る為、走りに行くのは午後からにした。WCを単身でイングランド、ヨーロッパ、カナダと遠征していたが、これで終わりとなる。本当にお疲れ様でした。午後は以前車が壊れたのでずっと探していたが、現地の日本人の方から激安の車をダイキが購入した。価格は$500。今回の車は「92年型 DOUGE CARAVAN」だ。全オーナーが自転車用にとセカンド、サードシートを外してあるので自転車がそのまま入るのでかなり都合がいい。これもハイマイレージだが、調子はいい。試運転がてら、消耗品(エンジンオイルなど)を買いに出かけた。


2004年7月10日(土)
 実質走れるのは今日のみとなった。ダイキとバイクパークに走りに行く。「A-LINE」、「ダートマーチャン」を走りこんだ。午後からはシークレットトレールに行こうと計画していたが、天気が怪しくなってきた。しばらくすると、大雨が降ってきたので帰宅。結局不完全燃焼気味でこれが走り収めになってしまった。洗車をし、翌日帰国なのでバイクを分解し、パッキングを行った。いよいよ帰国の準備が着々と進めた。


2004年7月11日
いよいよ帰国の日となった。出発は12時過ぎ。ダイキとよーしTにバンクーバー空港まで送ってもらう。この1ヶ月という短い期間ではあったが、たくさんの事を学べたと思う。
今回のカナダ遠征で見えた事は、
・パークのコースに関しては、安全に作られている事(ジャンプなどのレイアウトや警告標識の設置の徹底、パトロール員のスキルの高さなど)
・飽きさせないレイアウト(毎年徐々に変更されている)
・ほとんどの人がレースではなく、当たり前にバイクに乗り、純粋に走る事を楽しんでいる。マウンテンバイクは決してレースだけが楽しみ方ではないという事。
・レースに出場したければ、ルーニーレースやBCカップといった草レースが多く開催されている事。敷居が高くない。
・夏は22時過ぎ近くまで日が長いので、仕事帰りや下校してから走りに来る事ができる(練習時間が長い)
・日本のように男性ライダー中心のイベントではなく、「SUGOI DIRT CAMP」を代表するように女性ライダーの為のイベントが徹底している。
・トレールの建設に行政が積極的であるので、無数にトレールが存在している事。その案内マップも配布している事。
・「River Runs Through It」などのように、斜度が緩くてもラダーなどセクションによって楽しませる事ができるという事。
・それ対応できるよう、パークに練習用のラダーやシーソーが設置されている。
等々

このような環境を日本にも広める事ができれば、マウンテンバイクの楽しみの幅がもっと広がるのではないだろうか?カナダから日本を見た場合、レースが中心になっている気がした。こういった環境があればもっと自然に普通の人がマウンテンバイクの世界に入れる事ができるのでは?
まだまだ日本では難しい事ばかりかもしれないが、我々もこういった環境を作る為に何ができるか、もっと考えていきたい、機会があれば来年もカナダに訪れていろいろ吸収しに行きたいと思いました。
今回ウイスラー滞在でお世話になった柏野シズオさんフミエさん夫妻、中村タケオさん、ノースショアで車が壊れた時助けてくれた渡辺キャリーさん、その他大勢の方々のお力添えでカナダにて学ばせていただく事ができました。改めてお礼を申し上げます。ありがとうございました。



完。
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by maru16_blog | 2008-07-03 21:19 | 昔話